模擬負荷試験装置に公的な性能評定を受ける意義

非常用発電機の点検は非常に公共性の高い防災活動の一つです。多くの人命を守る為に行われる点検業務に関しては、なによりも試験・検査・認証等のプロセスの公平性、透明性及び信頼性が求められます。そして、これらを担保するためには、一定の基準が必要です。

ところが、点検実務の現場では、特に装置に関して言えば、各企業が自社の責任に基づいて開発、製造したものを使用しているだけで、公共性を司る基準はありません。

なぜならば、負荷運転が非常に面倒で困難な理由により行われず、しかも、数ある点検項目の一つなので、適当に扱われていました。さらに模擬負荷運転試験は新しい手法で、ごく一部の発電機だけで実施されていたので、模擬負荷試験装置に関する基準が公式に整備されていません。自主基準のレベルで留まっています。勿論、このレベルでも点検業務は十分行うことができます。

しかし、これからは負荷運転を適当に扱う姿勢は許されず、徹底していこうという動きもありますので、模擬負荷運転試験の信頼及び安全の為に、装置に対する一定の品質基準が求められていきます。

当法人は公共性実現の為の具体的施策として、当法人で使用する模擬負荷試験装置は、何よりも先に、第三者機関である一般財団法人日本消防設備安全センターに精査してもらい、性能評定を受けています。今後増えるであろう模擬負荷運転試験に備え、公正で厳格な基準を整備する為の布石としています。そして、試験装置に関する性能評定の有無は、お客様が安心して模擬負荷試験サービス企業を選ぶ際に第一義的な選択基準項目とすることも可能です。

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